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「ブルカミア」など広瀬製底床濾過材と浄水・各種ミネラルとの相性について

 

 はじめに(全体概要)
ブルカミアをはじめとする広瀬製造の底床濾過材は、火山起源の特殊粘土と希少アルカリ土の配合によって水質を変化させにくい「両性緩衝(特許)」という状態に置き、長期間にわたって環境を維持する能力を特徴としています。
これは、微生物活性による濾過分解、水生植物の発根底床としての適性と並んでブルカミア等の特長の柱となっています。
浄水を用いた場合、通常はブルカミア等の各粒内部にあり継続的に緩衝作用を働かせるはずの酸が水中に溶け出し、初期には基準値よりも低いpH値となります。
また、水質調整液や固形及び粉末剤による各種ミネラル添加剤の中には、ブルカミア等が含有する酸またはアルカリ源と反応を起こすものが多く、ブルカミア等の水質維持寿命を縮めてしまったり、水槽の水質が製品の基準pHとは異なったpHバランスになってしまうことがよく起こります。
市販の水質調整剤、ミネラル添加品はブルカミアのような新時代の底床濾過材を想定せずに説明が書かれています。
できる限り使用を避けるようお願いします。

弊社では専門的なアドバイスも行っております。

電子メールにて株式会社広瀬宛てにお問い合わせいただくか、各店舗に直接ご相談ください。

注:ブルカミアを例に解説していますが、pH等水質の安定を機能として謳っているソイル系製品の大半においても、同様のご注意が必要であることをご理解ください。

 

 1.ブルカミアの両性緩衝作用(特許)について
酸性やアルカリ性のあらゆる原水を用いても、ブルカミアの使用水槽では、ほぼ一定の範囲のpHや、硬度特性の水を繰り返し再現することができます。
これは硫酸イオンを帯びる物質とアルカリ系イオンを帯びる物質を大量にブレンドすることによって、特殊な中和緩衝状態をつくって実現されています。
日本のほとんどの範囲の水道水や井戸水は、カルシウムについては含有量が大きく変動しますが、それ以外のミネラル成分はあまり極端に大量に含まれていないためにブルカミアの成分は、他の物質の影響をほとんど受けることなく何百日もの長期間にわたって水質安定のために機能することができます。

 

 2.ブルカミアの水質安定(両性緩衝)に障害となる2つの原因

(1)純水・浄水は特性をよくご理解ください

浄水機、イオン交換樹脂処理、その他の方法でミネラル除去された超軟水や純水をブルカミア水槽の原水や水換え用水として用いると、ブルカミア内部のミネラル成分が大量に溶け出し、特に火山灰系の物質が多く溶け出すために水は酸性になってしまいます。
ブルカミア内部の酸とアルカリのバランスは崩れ、また多くのミネラルが早く溶け終わってしまうので、本来300日以上持続するブルカミアの水質維持能力が早く消耗されてしまいます。
ブルカミアの使用水槽には、浄水や純水を避けて、カルキ抜きだけを行った水道水や、あるいは極端に偏った水質地域でなければ井戸水を使用する方が安全です。

(2)水質調整剤・ミネラル剤の大半は相性がよくありません

水質調整剤の中には、酸ともアルカリとも中和反応を起こすように調製された製品がよく見受けられます。
このような商品を水槽内に添加しますと、ブルカミアの酸やアルカリと反応を起こします。
これは、ブルカミアの製造上設定された基準pH値を狂わせたり、あるいはブルカミアの成分を早く水中に吸い出しきってしまい水質安定能力を短命にしてしまう働きをします。
また、水質を調整する機能を持つミネラルを製品化したり、汚れ成分を沈殿させるためにイオンを帯びるミネラルを液剤にして販売するなど、各種のミネラルやミネラル含有液剤も多数製品化されています。
本来、生物が大量に生息する地球の表層(外界)では、微量元素は大量に滞留したり蓄積することはありません。
過剰に機能を誇張したり夢のミネラルと謳った製品が多く流通していますが、表面的な情報のみで、水槽内に不自然な環境バランスをつくることは一般的にもあまりお勧めできません。
これらの中には、ブルカミアの水質安定能力や、ブルカミアのpH設定値に悪影響を与えないものもありますが、カルシウム、マグネシウムなど環境中に大量に存在する主要ミネラルではなく、希少ミネラルを主成分とした製品が多く見受けられます。
希少ミネラル成分は、少量であればすべての生きものや濾過バクテリアの活性化などに有効にはたらきますが、生物がすぐに利用しなかった余りの分は水槽内に長時間漂うことなく、多くがブルカミア内部にある各種成分と置き換わり反応を起こします。
微量元素やその化合物は化学的に不安定なため、大半が電気陰性度が高い(イオン結合を起こしやすい)他の元素との置換反応などを起こしてしまうのです。
閉鎖的な水槽内に大量または継続的に、あるいは繰り返し使用された場合、水質調整剤と同様にブルカミアの成分が置換反応等で溶け出し安定pH値にズレが生じたり、またはブルカミアのもつミネラル成分が吸い出されて水質安定力が早く消耗してしまう現象がよく起きてしまいます。

 

 まとめ
以上、純水(浄水)、水質安定剤、ミネラル添加製品等の多くが、ブルカミアの製品特性や能力を減耗させる原因について解説しました。
これらの特性をよくご理解の上、水槽環境づくりにお役立て下さい。

株式会社広瀬